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無頼庵死にかける2【直撃!】

無頼庵老師である。
子供のころに無線機を自作していて事故に遭ったときの話じゃ。

# No.1が消えてしまっておりますが、この話はNo.2としておきます。

ワシが子供ころは、トランジスタは普通に買えるくらい普及しておったが世の中の電子機器の主流は真空管であった(^^;。なにせワシたち子供が信奉する鉄腕アトムだって原子炉を持っているくせに演算装置の主要部品は真空管じゃったからのう(^◇^;)

ということで、ラジオ少年…今ならパソコン少年が近い存在かのう…かつアマチュア無線少年であったワシは部品が大きくて作りやすい真空管のラジオや送信機作りを楽しんでおった。別にすごくないのじゃよ、世の中には少年たちのためにラジオや無線機の自作のための本もたっぷりあって、そーゆーのを見ながら小遣いをためながら作っていたのである。

自作のAMラジオを改造してアマチュア無線で使える短波受信機を作っていた時のこと。
本の通りに作ったのじゃが、ノイズが乗ってちゃんと鳴らない。どこがミスしているのかテスターで確認したのじゃがよくわからなかった。

仕方がないので電源を入れて鳴らしながら調整をすることにした。真空管式の受信機なので当然のごとくAC電源で動いておる。
受信機はアルミパネルが立っているだけで後ろはがら空きである。そのアルミパネルにチューニング用のバリコンという部品とスピーカーが取り付けてある。

あれこれ考えながら裏側から各部品の取り付け状態をみていたとき、左手の小指がスピーカーの端子に触れてしまった。

バチンッ!

小指と端子の間に火花が飛び、その瞬間自分の心臓がギューーーーっと収縮するのを感じた。
ワシはショックでその場に転がってしまった。

スピーカーについているコイルには電源トランスから230Vの高電圧がかかっておるのじゃが、危険があると分かっているのに調整に夢中で注意が散漫になってしまい感電してしまったのである。仰向けで転がりながらも、心臓の硬直は数秒で解けて普通に鼓動をしはじめたのを感じた。
大丈夫、生きている。と思いつつ数分間その場で身体を沈め呼吸を整えてた。

230Vと電圧は高めであったが、電流が100mA程度であったこと、感電が短時間だったこともあり、無事ですんだのじゃが、、、もし指が挟まって抜けなかったりしたらと思うと、ぞっとした。

電気は身の回りに普通にあるもじのじゃが、十分安全を考えて仕組みや製品を供給しておるものである。
赤ちゃんがACコードをかじるなど不測の事態が起きると即、死につながるものなので安全を意識して取り扱ってほしいのじゃ。

 

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