中央線ライナーの収益を考える
無頼庵老師である。
東京の多摩地区に住んでいるワシは、新宿から電車で帰るときに「中央ライナー」(または青梅ライナー)を使って帰宅しておる。はい、この電車じゃ。
※https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%BC より引用
このライナーという電車は全席予約制で席が取れればゆったりと帰宅することができるので、510円のライナー券を買ってついつい利用してしまう(^^ゞ
ある日、ライナーを待っているときにふと気になったのが…
このライナーでJR東日本は幾ら儲かっているのだろう?
という疑問じゃ(笑)
正確に出すことはできないので、流行となったフェルミ推定っぽく収益を試算してみることにした。
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中央線を走るライナーの本数は次の通り。
◎上り:朝3本、下り;帰宅時間 8本 = 合計11本
さて、座席数を概算してみよう。
列車は9両編成、11両編成の2種類、1両あたりだいたい18列×2人掛け×2席、トイレやグリーン車で列が少ない車両もあるので…
◎平均 10両×15列×4人掛け=600席
という結果になった。
料金は、一般料金510円、グリーン料金720円。グリーン席はさほど多くないので試算では無視しよう。
列車の乗車率を90%(実際はほぼ100%)とすると…
◎1日当たりの売上→ 600席×510円×0.9=275,400円/1編成⇒ ×11編成=3,029,400円
なあんだ、1日たったの300万円か、と思うなかれ。
◎ 週間売上= ×1週間5日=15,147,000円(週1500万円ときくと結構すごい気がするでしょ)
◎ 年間売上= ×52週間 =787,644,000円
年間に直せば、約7億9千万円!
ホームライナーや、のちに特急になった路線を含めると首都圏で通勤特急は5系統くらいあるので売上だけで約40億円、人件費は今いる社員をうまく回せばかなり節約できるので経費を1/3と見ると、、、
ライナーなど有料通勤特急の純益は26億円くらいになるのである。これってけっこうなサイズの企業レベルの純益じゃ。
フェルミ推定って結構遊べるわい(笑)
それにしても、ちょっと便利!な電車とはいえ侮れないものであるのう。