2015年10月

  • 無頼庵老師である。
    先日、雑誌の記事を読んでいたら「全社員BYODにする」という一文が目に入った。

    BYODとは?、ビョードとでも読むのかな??

    VOIDなら「無効」という意味で、使用済みの通帳や期限切れのパスポートに「VOID」の形に点々の穴をあけるというのもあった。そういえば太古のネットニュースFJ(From Japan)にVOID氏というFJ最強の怪人も出没しておったのう(古い話でごめん(^^ゞ)

    早速調べてみると、BYODの意味はすぐ分かった。

    BYOD=Bring Your Own Device、あなた自身のデバイス持ち込み、つまり会社の場合なら社員の私用端末を職場のネット環境に繋ぐことじゃ。

    読み方は「ビー・ワイ・オー・ディー」。アメリカ人はJALも「ジェー・エー・エル」アルファベット読みすることが多いので、読み方に迷った時はアルファベットで読で置く長無難な選択かも。
    ウィキペディアによれば。BYODの語は、海外のレストランで酒の持ち込みを許可するという意味のレストラン用語(BYO、Bring Your Own)から来ているとのこと。

    ちょっと前の企業のIT担当は、会社支給のPCもセッティングや通信系のソフトまで一律のもの以外は認めないのが大半で、昔のワシはMacユーザーだったので管理できないため完全に「敵」とみなされておった(笑)。今はサーバもストレージもクラウドになったりと、かなり変化してフレキシブルに対応できるようになったが、それでも社内ネットワークに個人端末を接続させるのは管理者側としてリスクが高く敬遠されておる。

    世界の情勢を見ると、日本ではBYODを許可している企業が13%(トレンドマイクロ’12年6月調査)に対して、アジア・オセアニアは韓国の96%を筆頭に中国が94%(ヴイエムウェア社調査)、ヨーロッパでは50~70%(アルバネットワーク社調査)、米国政府の調査では、62%の省庁がBYODを認めており実際に4割の職員がBYODを使用しているとのことじゃ。

    世界の趨勢はBYODに流れておるのじゃね。
    確かに社員や職員の持つ最新のIT機器で接続できるほうが現場の生産性が上がるのは確かであると思う。しかし、情報管理、社内/校内ネットワークのセキュリティ、あらゆるOSに対しての環境の用意、仕事利用が原因で故障した社員の個人端末の保証など課題を考えるときりがない。

    8割以上の利用者の利便性や生産性アップを取るか、セキュリティや安全性を重視するのか、企業側の考え方ひとつでBYODを採用するかが決まってくると思う。

    ワシ個人としては、8割のメンバーが望み効率化が図れるのであれば、例えばメールの送受信のように限定的でかまわないのでBYODを認めるべきと思う。確かにセキュリティ問題はあるのじゃが、セキュリティは永遠に十分といえるものが出来ないものであるので、多くの利用者の利便性を上げることでより生産性を高めるほうが利益を追求する企業として選ぶべき道であると考えておる。生産性が上がればセキュリティを強化するための費用も出せるしね(笑)。

    ITの世界では、セキュリティと効率化の話は永遠の課題であるのう。

    <参考>
    ウィキペディア「BYOD」